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発達障害児が伸び伸びと育つために~保健師の目で見た子育て~

褒めるために6「発する思いに注目しよう」

褒めても子どもが喜ばない・・・
恥ずかしそうな、苦笑いをされたり、
「褒めないでよ」と言われたりする。

「褒めるって難しい」「ぜんぜんうまくいかない」

そんな声をよく聞きます。

でも、それでいいのです。

どんな反応があろうと、いいのです。
「バカな母親」になって、褒め続けることが大事なんです。

大切なことは、本人からの反応ではない。
褒め言葉を(相手を認める言葉・母親が喜んでいる言葉)を発し続けることが大事なんです。

本人が喜ぶからやるのではないのです。
本人がどんな反応をしようとも、心の中には、必ず、肯定的な自己イメージの種を植えられているのですよ。
本人がそれを喜ぼうが喜ぶまいが、それはとても大切なことなんです。

だから是非、褒め続けてください。


それに、褒めると親自身が嬉しくなりますよね。
本当にわが子がいい子だと思えるようになってくる。いいところが見えてくる。素晴らしい点が見えてくる。かわいくなってくる。

言葉には、「魂」が宿っていると言います。
発している言葉が、耳から自分の頭に入り、聞き続けているうちに心に宿り、潜在意識に定着してくるのです。
この感じ、実感できますよね。

「私はダメだダメだ」と言っていると、本当にダメな気になってきて、自分から不幸を呼び寄せるようにダメになっていく。
反対に、「私ってなんてついてるんだろう」「私って結構いい奴じゃん」「私って超ラッキー」と言っていると、本当に明るい未来が開けてくる・・・
そんな経験が、皆さんもきっとあると思います。言葉って生きているんですよね。



だから、使う言葉は大事です。


「親ばかの母」を演じてくれていいのですよ。


大切なのは、
「どんな念いを発するか」
「どんな思いを相手に向けるか」ということ。
自分の思いを、使う言葉によって、自分で変えていくことができるんです。肯定的な言葉で、肯定的な思いを生み出していくんです。

だから、「褒めることによって」親自身の「思いが変わる」というメリットがあります。
親自身の子どもに対する思いが肯定的になればなるほど、子どもさんは肯定的な思いを受けて、伸び伸びとしてきますよ。

お楽しみに!


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